うつ病リハビリ!名古屋での登山生活

長いこと「うつ病」を患っています。このブログが「うつ病」を患っている他の方々の励みになれば幸いです。山行記録の他、食事のアイデアなどもつづっていきます。たまに名古屋弁がでますので、よろしく!

愛知県の吉祥山へ登山(幻の?キンランを探して)

 愛知県の東端、豊橋市にある吉祥山に行ってきました。

 動機は、ヤマケイから出ている「愛知県の山、2017年版」に出ていた1枚の写真。

実物をど〜しても見たくて、このところず〜っと気になっていたのです。

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キンラン(他の方のHPによる)

キンラン(金蘭、Cephalanthera falcata)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種。和名は黄色(黄金色)の花をつけることに由来する。

[特徴]
山や丘陵の林の中に生える地上性のランで、高さ30-70cmの茎の先端に4月から6月にかけて直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花を総状につける。花は全開せず、半開き状態のままである。花弁は5枚で3裂する唇弁には赤褐色の隆起がある。葉は狭楕円形状で長さ10cm前後、縦方向にしわが多い。柄は無く茎を抱き、7、8枚が互生する。

Wikipediaより)

 

 三河の山は電車もバスも通っていないので、車でのアプローチが必須です。

 6:00頃に自宅を出て、近くのコンビニでおにぎりを買い、車中で食べて朝食*1。ガソリンを給油して、登山口にある休憩所(駐車場とトイレがあり)に向かいました。

 8:30頃に休憩所到着。ボランティアの方々が掃除をされていました*2。駐車場はまだガラガラ(敷地の区画を数えたら、18台駐車可でした)。早出した甲斐がありました。

 

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休憩所からちょっと登ったところに登山口

 トイレに行ったり、登山靴に履き替えたりして支度をし、9:00に登山開始しました。最初は緩やかな登りでした。

 

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最初に現れたヤマツツジ

 今年は花の咲くのが早いみたいです。ツツジがすでに花盛りでした。

 登山道は案内板があり、かなり歩かれているようで、道がしっかりしています。途中の鉄塔を2本過ぎたあたりからキンランが咲いているとガイド本に出ていたので、道の両側を注意しながらゆっくり登りました。

 しかし、ツツジや他の山野草は目にするものの、お目当てのキンランはいらっしゃいませんでした。

 

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ルート分岐にある総合案内所(休憩所)

 結局、キンランは見当たらないまま途中の案内所に着いてしまいました(ここまで登山口から約1時間)。

 ガイド本によるとこの山の山頂周りは、昔に山火事が発生して荒廃していたそうです。その後、愛知県が整備事業を行って環境保全地区にしたそうです。箱もの行政の賜物です。

 しかし、だれにでも自然にふれあえるようになっているので、いいんではないかと思いました(登る途中、自分より早く登った女の子が下ってくるのに会いました。地元の子かな?)。

 

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山頂到着。展望はバッチリ!

 山頂直下はやや登りがきつくなります。キンランは半ばあきらめかけながら、ゆっくりと登りました。

 結局キンランは陰も形もみあたらず、そのまま10:30頃に山頂に着いてしまいました。

 

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南方面の眺め(浜松との境の山、うっすらと渥美半島が見渡せました)

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北方面の眺め(カスミがかっていて残念)

 ちょっと高曇りぎみで、カスミもかかっていてくっきりとした展望は望めませんでした。南は快晴の夏に海の眺め、北は冬の山の眺めがいいでしょうね。

 

 山頂で眺めを楽しみながら、残りの行動食(相変わらずの大福餅)を食べつつ1本とりました。

 

 もと来た道をあきらめずキンランを探しながら下山。途中結構登ってくる人と会いました。それなりに人気の山なんですね(駐車場と休憩所のおかげか)。

 

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駐車場に戻りました(駐車場は満車でした!)

 結局キンランには会えずじまいで30分ほどで登山口に戻りました。イノシシのほじくり返した跡があちこちにあったので、地下茎が喰われたのかな?

 

 キンランが目当てだっただけに、なんだか物足りなさが残る山行でした。名古屋から片道約2時間半。経済的に言えば費用対効果が少ないと思いました。まあ、行かずに悔いを残すよりも、行ってみて実情を把握できたので、それなりによしとしました。

 

 登山道で見かけた山野草です(名前は図書館に行って調べます)。

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*1:山岳会の会員から「自宅を出るのが核心部」という伝説を作られました。

*2:後になって、ボランティアの方にキンランについて聞いておけばよかったと思いました。