うつ病リハビリ!名古屋での登山生活

長いこと「うつ病」を患っています。このブログが「うつ病」を患っている他の方々の励みになれば幸いです。山行記録の他、食事のアイデアなどもつづっていきます。たまに名古屋弁がでますので、よろしく!

愛知県 東谷山の登山

 久々の山行記録です!

 NHKの「さわやか自然百景」の3月3日放送で東谷山を取り上げていました。それで、おもむろに行ってみたくなり、地下鉄と市バスを乗り継いで行ってきました。

 この山は ”名古屋市の” 最高地点だそうです。

 

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 東谷山フルーツパークバス停から少し歩くと山が見えてきました。里山という雰囲気です(立て看がいい味出しています)。

 

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 バス停から約20分でフルーツパーク到着。フルーツパーク南口の右隣りに登山口があります。その前に、フルーツパークでひと休憩。入り口を入ってすぐに梅林がありました。花はもう盛りを過ぎていました。しかし、いい香りが漂って、雰囲気もよかったです。

 

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 休憩とトイレを済ませて、登山開始。

 

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 階段を登り、途中で現れる古墳。コースガイドもありました。

 

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 2つ目の古墳。コースガイドによると、この地域周辺は古墳だらけです。

 

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 いったん鞍部に下り、登り返して山頂の神社に到着。久々の歩きで、ちょっと疲れました。約30分くらいで到着ですかね。二等三角点があるはずですが、神社の敷地内は立ち入り禁止のため、確認できませんでした。

 そばのベンチで休憩。行動食を摂りました。ちょっと汗もかいたので、クールダウン。

 

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 神社の脇にある展望台から西の方角を望んだ景色。庄内川から濃尾平野が広がっています。景色も堪能できたので、来た道を再びフルーツパークまで戻りました。

 

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 フルーツパーク内をちょっとボラボラ。カンザクラが見頃でした。この写真のサクラはきれいでしたね。「紅筆」という品種だそうです。

 

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 カワズサクラです。これもちょうど見頃。伊豆の方でも咲いているんだろうなぁ。

 

 バス発車時刻の時間調整のため、フルーツパーク園内をボラボラしたりベンチで休憩して行動食の残りを食べ尽くしました。

 

 自宅から約2時間。地下鉄と市バスを乗り継いで、のんびり自然にふれあうことが出来ました。

 

魔法のパスタ:村田裕子/主婦の友社

 図書館に行ったときにパスタのレシピ本を物色していて見つけたものです。

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 鍋一つでパスタを茹で、具材とソースにからめるという内容です。本文前書きに依ると、フランス発祥のものだそうです。どうりで、生クリームやバターを使ったレシピが多い。でも、冬にはちょうどいいと思います。

 

 以前、自分が書いたブログ記事とおんなじだがや(おんなじじゃねーか)と思いながらも、最近この本のレシピにはまっています。パスタを食べたくなったときは、ほぼ、この本のやり方で作っています。

 

 自分では、「鍋パスタ」と呼んでいます。

 

<作り方の概略>

1. 作る分だけのパスタをあらかじめ水に漬けておく(約30分、パスタがクニャリと曲がるくらい)。

 私が1人分作るときは、

  鍋に6号土鍋を使う、

  ロングパスタは1人分(目安として、親指の付け根に人差し指を当てて丸を作ってパスタをつかんだくらい)、

  パスタを鍋に入るように半分に折る、

 というやり方をしています。さらに、本ではパスタを漬けた水は捨てるようにと指示されていますが、そのまま茹でる水に使っています。

 

2. 入れる具材をすべて切って準備しておく(パスタを水に漬けている間に)。

 これは一般に、調理の基本ですね。

 

3. パスタの入った鍋に塩、オリーブオイルなどソースの材料を入れる。

 トマトソースならばトマトジュースを入れ、

 クリームソースなら生クリームを入れます。

 このとき、パスタをふやかしたときの水が多ければ少し減らします。今まで作った感じでは、トマトソースでは水を少なめ、クリームソースならば多め。作ってみて自分の好みの分量を決めてください。

 

4. パスタを水に漬けていると互いにくっつくので、この時点でハシなどでばらしておく。準備した具材を「すべて」火の通りにくいものから順に鍋に入れる。

 

5. 鍋の蓋をして火にかける。吹いてきたら極弱火にしてパスタの表示されているゆで時間のあいだそのまま炊く。

 

6. 蓋を開け、水分をある程度とばす。このときパスタの端がくっつきやすいのでバラす。

 ここの水分のとばし加減がポイントです。余り水分が残っているとベチャッとしてしまいますし、かといって飛ばしすぎるとパサつきます。*1*2

 あと、葉もの野菜などはこのタイミングで入れて火をとおしています。

 

7. 仕上げに入れる材料を鍋に入れて和える。

  生クリームや粉チーズ、オリーブオイルなどなど

 

 土鍋の場合、皿などに取り分けずにそのままいただいています。当然の事ながら、アルデンテは望めません。でも、日本人好みの食感のパスタ(いつか喫茶店で食べたパスタ)に仕上がります。

 

 洗い物は鍋と食器(自分の場合はしとさじ)だけ。山の食事と同じです。

*1:土鍋だと火から降ろしても熱がこもっているので、水分が飛びやすい。

*2:最近は水分をわざと残しておいて、最後にスプーンで飲み干しています。

サバ缶のみそ煮うどん

NHKのHP 「みんなのきょうの料理」で見つけた料理です。

作ってみて、これは山の食事に使えるなと思いました。

材料は、サバ缶、タマネギ、白玉うどんに長ネギなど。調味料は八丁味噌

冬場は白玉うどんをそのまま持っていけばよし。夏場は冷凍うどんですかね。

詳しい作り方はHPを見てもらった方がいいと思います。

 

サバ缶の汁からしっかりだしが出ます。タマネギは多めに入れて、味噌は少なめにして溶き入れ、煮込んだ方がおいしいです。そして、うどんを入れてサッツと火をとおせば出来上がり。

トマトソースの牛肉煮とパスタ(その1)

 NHKのHP 「きのこたっぷりハヤシライス」を見て作ってみようと思いました。しかしHP掲載のレシピは鍋をいくつも使っており、山で作るには手順の変更が必要かなと。

 それで、手始めにドミグラスソースの代わりにトマトジュースを使って煮込んでみました。そのため、”その1”です。

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[材料 2食分]

牛小間切れ肉200g、トマト1個、セロリ10cm位、トマトジュース1/2カップ、ニンニク2かけ

 

 トマトはくし形に切り、さらに1cm程度の角切りにします。こうすると皮が気になりません。それとレシピではセロリの葉を使っていますが、その始末について記載されていないため、代わりにセロリの茎を10cm程度小口に切っていれました。ニンニクは横に薄切りです。

 牛肉は食べやすい大きさにちぎり、塩と粗挽きこしょうで下味を付けておき、ソースが煮えてきたところに加えました。レシピでは別鍋を使い牛肉をバターでソテーして入れるようにとなっています。しかし鍋を2つ使うのが面倒なのと、バターでソテーするとくどいと思い、今回はソースが煮えた中に入れて加熱しました。

 はっきり言って、レシピの内容は動物性脂肪を取り過ぎます。厳冬期のテント泊でもないのに、こんなにバターを摂ってどうするのと突っ込みを入れたくなります。太るだけですよ。

 それとは別に4人分で牛肉200gは少ないんではないでしょうか?@50gですよ!せめて@70gくらいにしないとハヤシライスと言えないです。タンパク質は少なく脂肪は多い。今の食生活はこんなもんですか?

 それと、レシピには仕上げにケチャップやソースを入れるよう指示がありますが、不要です。洋食屋は味に深みを出すためと、自分の腕を自慢するのにこれらを隠し味に入れる傾向があります。野菜と牛肉の旨味だけで十分です。

 

 鍋にトマト、セロリそれとニンニクを入れ、トマトジュースと水を適量入れて火にかけます。沸いてきたら牛肉を入れて炊いていきます。ソースの出来上がり分量はちょうど6号土鍋に半分くらい。これから見積もると、レシピどおりトマト2玉で4人分ですね。

 今回は、ついでにパスタと一緒に戴こうと思いましたので、ちょっと水多めにしてパスタ入れて炊きました。肉が煮えたところでパスタを入れて程よい堅さ(約10分くらい)までゆでて出来上がり。

 オレガノを振りかけていただきました。ゆでたので肉が柔らかく、ソテーしなくて正解でした。ソースは、いろんな旨味が混じり合っておいしかったです。もちろん御飯にかけて戴いてもおいしいと思います。

 ソースが残るので、翌朝再び水を足し、パスタを炊いて全部戴きました。 

 

 こういうシチュものは自宅で作ってジップロックに詰め、冷凍して持っていくのも1つの手ですね。時間があれば現場で作った方がいいかな。

 

 次はトマトソースの代わりにドミグラスソースを使い、タマネギをソテーして追加しようと思います。

鍋物シリーズ:定番の豚汁

 鍋物がシリーズになりました。今回は豚汁です。

 生肉は冷凍して、山に持って行きます(保冷バックに入れるとなおよい)。野菜類は丸っこなりで持っていった方が保存がききます(冬期登山ならば、下ゆでしジップロックに入れて持って行ってもいいかな)。断面積が多いほど酸素と触れやすくなるので酸化しやすいです。

 豚汁には入れる具により色々とバリエーションがあります。今回は最も基本的と考えるレシピの紹介です。出来上がり全量で2リットル位です。

 追加する野菜(バリエーション)としては、里芋(冷凍品)、大根、椎茸それと大豆の水煮ですかね。その辺はお好みでどうぞ。

 

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[材料]
豚バラ肉:250g
ゴボウ:1本(太いものは半分)
コンニャク:1〜1/2枚
人参:1本
長ネギ:1本
<調味料など>
厚削り節:ひとつまみ(あまり多いとエグ味が出る)
昆布:目安として5cm四方
味噌:目安として大さじ3〜31/2
油:ゴマ油など、目安として大さじ2

(削り節と昆布はなくてもOK。それなりの仕上がりとなります)

 

[下ごしらえ、準備]
ゴボウ:小さめの乱切り
コンニャク:5mm幅に切り出し、5mmほどの拍子木切りまたは、1cmほどの色紙切り
人参:5mm幅のいちょう切り、根元の方は小口切り
長ネギ:白い部分と青い部分の境目で切り、白い部分は1cm程度の小口切り、青い部分は斜め薄切り
昆布:1cmの色紙に

 

[つくり方]
深めの鍋(3L程度)に油を敷き、中火で、ごぼう、人参そしてコンニャクの順に炒める。
野菜全体に油が行き渡ったら、弱火にして蓋をし、5分ほど蒸し煮。
蓋を取り、肉を広げるように乗せて蓋をし、肉の色が変わるまで蒸し煮。
全体を混ぜ、厚削り節と昆布を入れて水を張る(材料がかぶるくらい)。
蓋をして中火で加熱(昆布のダシを引きだすため、ゆっくり加熱する)。
沸いてきたら弱火にし、味噌の半量を溶き入れ、長ネギの白い部分を入れて蓋を切って2〜3分炊く。
残りの味噌を溶き入れ、長ネギの青い部分を入れ、沸いたら出来上がり。

ペミカンが使えるミルクシチュ

 冬期登山の古典的な食材(保存食)ペミカン。これに使えるレシピがNHKのHP 「みんなのきょうの料理」に出ていたので、自宅で作ってみました。

www.kyounoryouri.jp

 

HPの内容によると、テレビで紹介されたのが多分2013年。このページを見つけたのは上高地の明神館で働いていたときだから、同じ年です。それから5年、作りたいとは思っていましたが、なかなか機会がありませんでした。しかし今回、ようやく作ることができました。

 

 思い出しては食べたいな〜と思う。なんで作れなかったのだろう。それほど難しい訳ではないのに。材料を切って、煮込むだけ。自分自身に余裕がなかったかな。精神的にも参っていたし。それに、以前は作るのが面倒だなと思っていました。今は調理道具も揃え、料理を作ることに興味があるため( 丸元淑生さん、辻嘉一さんの著書そして栄養学、分子生物学との出会いのおかげ)、Motivationが沸いたのだと思います!

 

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 名古屋人は御飯にシチュをかけて食べます。カレーライスと同じように考えているのです。わたしはクリームシチュが好きなので、2人分くらいペロリと戴いてしまいました。毎日火をとおせば、2日くらいは室内でも保ちます。鍋料理はたくさん作って、何日かにかけて食べられるから便利ですね。

 

 HPのレシピは4人分の分量です。出来上がりの容量はおおよそ2Lですかね。山で作るとしたら、
 1)材料を担ぎ上げて現場で調理する(定着山行、長期間や大人数向き)
 2)野菜を炒めるところまでは自宅で準備して、現場では煮込むだけ(少人数、テント1泊山行向き)
 2’)野菜を炒めて小麦粉をまぶすところまで自宅で準備する。

 

 ペミカンで作るならば、当然(2)の方法ですね。冬期登山はカロリ消費しますからレシピのバターの量よりかなり増やします(私の先輩のF氏はバターまるごと1個入れていた。これはちょっと入れ過ぎ?)。後はジップロックの大きい袋に詰めて山にもって行きます。また、小麦粉はワンカップ焼酎などのペットボトル(口が広いので粉もんの保存に向いている)に、牛乳はペットボトルに入れて持っていきます。

 

 このシチュとハムがあれば十分でしょう。御飯が食べたければ、炊飯してもいいし、パック御飯を持って行ってもいいでしょう。朝食にも合うと思います。冷や御飯を入れてちょっと煮込めば洋風雑炊になります。

 

 このレシピだけでまず十分だと思います。肉などを入れようと思えば入れられる。でも、土井さんはあえてこれだけの食材でまとめたのだと思います。

 

 それでも、考えたのですが、フランス風ミネストローネ(フランス人はバターが好きだそうです)であると捉えると、豆の水煮やマカロニを入れるのもいいかも。さらに、緑の野菜も摂りたければ、インゲン、アスパラガスとかブロッコリを現場で追加ですね。

トマトソースパスタ

 鍋一つでパスタを作ってみました。youTube他の方のブログ等でも紹介されているので、試しに作ってみようと思いました。目的は、1) 山行時の食事レパートリとする。2) はっきり言って、パスタをゆでるのが面倒、無駄(ガスも水も) 3) 最小限の装備の中で作る、というところです。

 

[作り方の手順(1人分)]

  1. ニンニクをナイフの背等でつぶして、みじん切りにする(わざわざつぶすのは”昔からそうやっているから”というのもありますが、栄養学的に、体に良い成分がニンニクから生成されるそうです(その筋の本を参照ください))
  2. フライパン(直径20cm程度)にニンニクとオリーブオイルを入れてとろ火にかける。ニンニクの焼ける香りが漂ってきて、きつね色になるまでそのままほっておく。
  3. トマトジュース(おすすめの商品:伊藤園の「熟トマト」)を鍋底が埋まるくらい(後はどれだけパスタをいただくかによる)にいれ、パスタをゆでるので水を少し入れる。あとは食べたいだけパスタも入れる(ペンネやファルファッレなどショートパスタがいいとおもう。ロングの場合、鍋に収まるように折る)
  4. 火加減をちょっと強めて、パスタの茹で時間を勘案しながら、煮詰めていく(大体でいいです。固めのアルデンテが好みの方は火を強くしてさっさと水分をとばす。ナポリタンのようにぶよぶよモッチリがよい方は中火くらいで、ほったらかして煮詰めていく)
  5. トマトジュースが煮詰まってきたら味見をして、必要であれば塩を入れて味を決める(塩を入れて2〜3回かき混ぜて塩をなじませてから味見。私は肉料理以外はコショウは使いません)
  6. 最後にあれば乾燥オレガノをブワッと振りかける。
  7. 冬期などであれば粉チーズもブワッといれてカロリ補給とする(日常ではやめた方がいいと思います。イタリア人やアメリカ人などの肥満の原因。連中はこれでもかとチーズをぶっかけます)。

 

 暖かいうちに、フライパンから直接とっていただきました。煮詰まったトマトジュースがちょうどよいうまみで、おいしく戴けました。オレガノのさっぱり感もトマトソースにはよく合う!トマトジュースの煮詰め具合でうまみが変わってきます。

 

 またジュースの品によってもうまみは変わります。お好みの物を見つけて、それを使い続ける、どの調理師もそうやっています。

 

 大概、トマトソースというとトマトの水煮缶を使って大量に作りますが、1〜2人分でしたらトマトジュースの方が合理的です。山行でもペットボトルに必要な分だけ詰めて持っていけます。

 

 後は乾燥した食材だけですので、結構山行に向いていると思います。ハーブはオレガノの他に、定番のバジルでもいいですね。また、ニンニクと一緒にタカノツメをいためればアラビアータ風になります。

 

 これを副食として、タンパク質を乾き物の肉等でとれば、山行での栄養補給には十分でしょう。長期山行には食物繊維もとるために干しキノコなどを入れます。

 

 4人以上の大人数の場合は、当然パスタは別にゆでて、ソースに絡める従来のやり方の方が合理的です。でも、少人数分でパスタを戴きたくなったときには、私は以上の方法で晩飯などでも作って、十分満足しています。

 

 味や分量は作ってみてご自分で調整してください。それが”調理”です。これは何グラム、加熱は何分などは、不要です。極端な話、塩を入れなくても味はぼやけますが戴けます。塩は味のピント合わせ。実践あるのみ!3回も作れば自分の味ができます。