魔法のパスタ:村田裕子/主婦の友社
図書館に行ったときにパスタのレシピ本を物色していて見つけたものです。
鍋一つでパスタを茹で、具材とソースにからめるという内容です。本文前書きに依ると、フランス発祥のものだそうです。どうりで、生クリームやバターを使ったレシピが多い。でも、冬にはちょうどいいと思います。
以前、自分が書いたブログ記事とおんなじだがや(おんなじじゃねーか)と思いながらも、最近この本のレシピにはまっています。パスタを食べたくなったときは、ほぼ、この本のやり方で作っています。
自分では、「鍋パスタ」と呼んでいます。
<作り方の概略>
1. 作る分だけのパスタをあらかじめ水に漬けておく(約30分、パスタがクニャリと曲がるくらい)。
私が1人分作るときは、
鍋に6号土鍋を使う、
ロングパスタは1人分(目安として、親指の付け根に人差し指を当てて丸を作ってパスタをつかんだくらい)、
パスタを鍋に入るように半分に折る、
というやり方をしています。さらに、本ではパスタを漬けた水は捨てるようにと指示されていますが、そのまま茹でる水に使っています。
2. 入れる具材をすべて切って準備しておく(パスタを水に漬けている間に)。
これは一般に、調理の基本ですね。
3. パスタの入った鍋に塩、オリーブオイルなどソースの材料を入れる。
トマトソースならばトマトジュースを入れ、
クリームソースなら生クリームを入れます。
このとき、パスタをふやかしたときの水が多ければ少し減らします。今まで作った感じでは、トマトソースでは水を少なめ、クリームソースならば多め。作ってみて自分の好みの分量を決めてください。
4. パスタを水に漬けていると互いにくっつくので、この時点でハシなどでばらしておく。準備した具材を「すべて」火の通りにくいものから順に鍋に入れる。
5. 鍋の蓋をして火にかける。吹いてきたら極弱火にしてパスタの表示されているゆで時間のあいだそのまま炊く。
6. 蓋を開け、水分をある程度とばす。このときパスタの端がくっつきやすいのでバラす。
ここの水分のとばし加減がポイントです。余り水分が残っているとベチャッとしてしまいますし、かといって飛ばしすぎるとパサつきます。*1*2
あと、葉もの野菜などはこのタイミングで入れて火をとおしています。
7. 仕上げに入れる材料を鍋に入れて和える。
生クリームや粉チーズ、オリーブオイルなどなど
土鍋の場合、皿などに取り分けずにそのままいただいています。当然の事ながら、アルデンテは望めません。でも、日本人好みの食感のパスタ(いつか喫茶店で食べたパスタ)に仕上がります。
洗い物は鍋と食器(自分の場合はしとさじ)だけ。山の食事と同じです。